調査・データパノラマデータインサイト(東京都中央区)は27日、世界のクラウドロボティクス市場に関する最新レポートを公表した。報告によると、2022年に57億ドル(8690億円)だった市場規模は31年に433億ドル(6兆6017億円)へ拡大し、年平均成長率(CAGR)は25.3%に達する見込みだ。
クラウドロボティクスはクラウドコンピューティングやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などを統合した技術領域で、ロボットがクラウド経由で学習・分析機能を共有する仕組みを持つ。これにより演算処理の負荷分散や複数ロボット間の協調制御が容易になり、製造や物流分野での効率化が進む。
特に物流領域では自律走行搬送ロボット(AMR)の導入が広がり、入出庫作業の最適化や人件費削減に寄与しているという。成長を支える要因としては、AI・機械学習の進化、5G通信の普及、各産業での自動化投資拡大などが挙げられた。
一方で、サイバー攻撃などのセキュリティーリスクや国際的な標準化の遅れが課題とされている。今後はゼロトラスト型セキュリティーや暗号化技術の導入、標準化団体による指針策定が重要になると指摘している。
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