財務・人事日本パレットプール(NPP)は27日、2026年3月期通期業績予想(非連結)を修正し、売上高を前回予想から3億3400万円減の70億6500万円、営業利益を2億1500万円減の4億400万円、最終利益を1億9500万円減の2億9200万円へとそれぞれ引き下げた。
同社の主力である総合化学メーカー向けのレンタルは堅調に推移したものの、物価高による個人消費の低迷などの影響により、一般ユーザー向けのレンタルおよびパレット・機器の商品販売が当初の計画を下回った。下半期も大幅な改善は見込みにくく、売上減少に加え、パレットの回送に係る運送費や在庫保管に要する費用が当初の想定を上回って推移する見通し。
同日発表した第2四半期決算(非連結)は、売上高が前年同期比0.2%減の34億9300万円、営業利益が同3.4%減の1億9900万円、最終利益が15.7%減の1億5200万円と減収減益だった。
同社の主要取引先である総合化学メーカー向けレンタルは、取引数量の減少傾向に歯止めがかかり、前年比で増加した一方、そのほか一般顧客向けレンタルは、物価高による個人消費の抑制などの影響を受けて需要が伸び悩み前年実績を下回った。費用は、人件費や燃料価格の高騰を理由とした支払い単価の上昇で、パレットの回収・回送にかかる運送費やデポ保管料が増加。これに対して、パレットの新造投資を抑制して現有資産の有効活用を図り、減価償却費が減少したものの減益となった。
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