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明海Gが通期下方修正、外航海運は船費増で減益

2025年10月31日 (金)

財務・人事明海グループは31日、2026年3月期通期連結業績予想を修正した。売上高を前回予想から6億円増の578億円とした一方、経常利益を15億円減の6億円、最終利益を11億円減の33億円に引き下げた。

円安の進行により売上高は上振れを見込むものの、為替差損やデリバティブ評価損を計上する見通しで、経常利益を下方修正した。特別利益として船舶売却益99億円を計上する予定だが、営業外損失を補えず、最終利益も予想を下回る見込み。

同日発表した第2四半期の連結決算は、売上高が前年同期比9.2%減の298億6400万円、経常利益が同82.8%減の3億5700万円、最終利益が3.6倍の28億1600万円だった。船舶売却益91億8400万円の計上により、最終利益は増加した。

主力の外航海運業は、海運市況の変動や船舶売却に伴う稼働減に加え、入渠隻数の増加による船費上昇が響き、売上高が前年同期比12.7%減の248億7200万円、セグメント利益が44.4%減の30億7900万円と大幅減益。エネルギー・資源輸送は堅調だったが、中国経済の減速や関税政策の影響で需要の地域差が拡大し、全体では収益を圧迫した。

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