行政・団体本田技研工業(ホンダ)は6日、軽商用電気自動車(EV)「N-VAN」(エヌバン)の一部車両で高電圧バッテリーに不具合が見つかったとして、計4367台のリコールを国土交通省に届け出た。対象は2024年9月16日から25年4月9日までに製造された車両。
不具合は電動機用電源装置のバッテリー内部で、製造治具の管理が不適切だったため電池セルに異物が混入した可能性があるという。異物が電極層を貫通すると電解液が漏れ、パワーシステム警告灯が点灯。使用を続けると出力が低下し、加速不良を起こすおそれがある。さらに低温環境下では、電解液によって温度センサーが損傷し、フェールセーフが作動して出力が停止、走行不能に陥る危険性があるとした。
これまでに8件の不具合が報告されているが、事故は確認されていない。原因は市場からの情報で判明した。改善措置として、全車両の高電圧バッテリーを良品に交換する。使用者にはダイレクトメールやアプリで通知し、整備事業者には機関誌や同社ホームページで周知する。
■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001967397.pdf
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