荷主三菱製鋼は6日、機器装置事業を担う三菱長崎機工(長崎市)の生産能力を強化するため、長崎市神ノ島工業団地内に新工場を建設すると発表した。防衛、エネルギー分野の需要増加を背景に、同事業をグループの中核に据える方針だ。
新設する「三菱長崎機工 神ノ島工場」(仮称)は、敷地面積6万9000平方メートル、延床面積1万1000平方メートル。防衛関連製品(防護装備品)やエネルギー関連製品を生産する。総投資額は46億円で、2027年1月の稼働を予定。大型機器の海上輸送を前提に動線設計を最適化し、物流コストとリードタイムの削減を図る。

▲新工場イメージ(出所:三菱製鋼)
エネルギー分野では、AI(人工知能)の普及やデジタル化の進展に伴う電力需要の増大を背景に、同社の発電所向け製品の受注が大幅に拡大している。また、再生可能エネルギー領域では、浮体式洋上風力発電の拡大を見据え、大型部材に対応できる国内有数の生産体制を整備する。
三菱長崎機工は、防弾鋼板など防衛関連製品のほか、ガスタービン用ケーシングや洋上風力発電向け大型部材などを手がけている。
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