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国際ルフトハンザカーゴ（ドイツ）は17日、ITAエアウェイズ（イタリア）との輸送力協定を拡大し、ローマ・フィウミチーノ空港発便での貨物輸送を開始したと発表した。10月26日からの冬季スケジュールに伴い、同社独自のAWB番号「020」を使用して貨物を輸送する体制が整えられ、過去2週間で1000トン以上の貨物がITAエアウェイズの旅客機で運ばれた。なお、米国・カナダ発着便は規制当局の承認取得まで対象外となる。
（出所：ルフトハンザカーゴ）
ローマ発の路線が追加されることにより、同社の腹部貨物輸送能力は20％増加する見込み。ローマ・フィウミチーノ空港はフランクフルト、ミュンヘン、ウィーン、ブリュッセルに次ぐ欧州第5のハブとして機能し、顧客は拡大された路線網と大陸間ネットワークをより自由に利用できる。
追加運航では、南米（ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、サンパウロ）への週最大30便、アジア（バンコク、ニューデリー、東京・羽田）への週最大21便に加え、季節運航としてモーリシャスやマーレへの便も提供される。また、北アフリカや中東への便は週最大71便が運航される予定だ。
今回の提携は、同社がITAエアウェイズの株式を取得した際に合意されたもので、グループ全体のネットワーク強化と市場変化への柔軟な対応を目的に、ITAエアウェイズの貨物輸送容量を複数路線で段階的に販売している。
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