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CMA CGMとADポーツ、ハリファ港CTを増強

2025年11月20日 (木)

ロジスティクスCMA CGM(フランス)は19日、UAE・アブダビのハリファ港で共同運営する「CMAターミナル・ハリファ港」の拡張に向け、ADポーツグループ(UAE)と新たな協定を締結したと発表した。2024年12月の開業からわずか10か月で需要がフル稼働に達したことを受け、当初計画を前倒しして拡張フェーズに着手する。

(出所:CMA CGM)

投資額は4億2000万AED(1億1500万ドル)で、CMA CGMが7割、ADポーツが3割を負担する。工事は2028年初頭の完了を予定しており、ターミナルの年間処理能力は現行の180万TEUから270万TEUへと5割増強される。これにより、ハリファ港全体のコンテナ取扱能力は1050万TEUに拡大し、UAEの内陸・海上物流ネットワーク強化に寄与する。

拡張内容は、岸壁延伸(800メートルから1200メートル)とヤード拡大(46ヘクタールから67ヘクタール)に加え、冷凍コンテナ向けのリーファーラック整備や設備更新など。冷蔵・定温貨物への対応力を高め、湾岸・南アジアを中心とする広域ハブとしての競争力向上を狙う。

CMA CGMは「25年の需要は予想を超えるペースで伸び、地域経済の活況が判断を後押しした」とコメント。ADポーツも「アブダビの国際物流ハブ化をさらに加速する基盤になる」と述べ、両社の戦略的協業を深めていく考えを示した。

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