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財務・人事DRONE FUND（東京都港区）は21日、三次元位置測位サービスを開発するMetCom（同）に対し、3号ファンドからの追加出資を実施すると発表した。
MetComは、屋内や地下でも高精度な位置測位を可能にする地上局ベースの3D測位・航法・時刻（PNT）インフラの開発を進めている。衛星を用いるGNSSに代わる技術として注目されており、近年では国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）との共同事業や、垂直測位サービス「Pinnacle」の展開も進んでいる。
GNSSは信号が弱く、建物内や地下での利用に制限があるほか、妨害電波による脆弱性も指摘されている。MetComの技術はこれらの課題を解決する手段とされ、DRONE FUNDはこれまでの事業進捗を評価して追加出資を決定した。
空の利活用が進むなか、安全かつ高信頼な位置測位インフラの整備は、ドローンやエアモビリティーのレベル4飛行（有人地帯での目視外飛行）の実現に向けたインフラ基盤として、物流業界のDX（デジタルトランスフォーメーション）推進にも寄与する取り組みとなる。
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