調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は1日、第25回貨物鉄道論文賞の受賞論文を発表した。環境に優しい貨物鉄道輸送の発展と利用促進を目的に、実践的な利用事例や独創的な提案・研究を対象として論文を募集し、厳正な審査を経て7本が受賞作として選定された。表彰式は4日に開催される予定。
最優秀賞には、朝日大学の中垣勝臣氏と土井義夫氏による「JR貨物『再定義』の20年」が選ばれた。同論文は1991年から2011年にかけてのJR貨物の制度・技術・経営の変容を検証し、民営化後の物流革新に対する教訓と将来像を考察している。
優秀賞には、神戸大学大学院の秋田直也氏による「エコレールマークを通じたモーダルシフト促進に向けた課題」と、同大学の日比野紗奈氏による「鉄道モーダルシフトの促進のための課題と制度設計に関する考察」が選ばれた。両論文は、貨物鉄道の認知拡大と制度面の課題に焦点を当てた内容となっている。
また、奨励賞や特別賞、25歳以下を対象としたU-25賞も授与され、各受賞者が貨物鉄道輸送の可能性や課題を多角的に掘り下げている。
同日には、交通研究協会が主催する第17回住田物流奨励賞の受賞図書も発表された。矢野裕児氏(流通経済大学)と首藤若菜氏(立教大学)による共著『間違いだらけの日本の物流』(ウェッジ刊)が選出され、日本の物流の実態と改革の方向性を鋭く論じた内容が高く評価された。
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