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Phoxter、ニチレイロジで低温対応3Dシャトル実証

2025年12月3日 (水)

調査・データPhoxter(フォクスター、大阪府豊中市)は3日、ニチレイロジグループ本社(東京都千代田区)のR&Dセンターに3Dシャトルシステムを納入し、低温物流に適した自動化システムの実証実験を開始した。マイナス20度環境下で安定稼働可能な技術を活用し、次世代コールドチェーンモデルの検討を進める。

導入した3Dシャトルシステムは、ラックを縦・横・高さ方向に移動できるロボット搬送機構で、冷凍庫内の作業を自動化する。従来の人手作業やフォークリフト依存を減らし、省人化と効率化を図る。固定ロケーション管理を不要とし、ロボットによるフリーロケーション管理を採用することで、同一面積での保管能力拡大が可能となる。

また、3DシャトルとAMR(自律走行搬送ロボット)を統合制御し、入庫から出庫までをデジタルで最適化する仕組みを構築する。庫内のパレット位置をリアルタイムで把握し、需要変動やトラック到着に応じて作業計画を更新するなど、動的なオペレーションへの転換を目指す。

今回の実証実験は、冷凍食品市場拡大や物流効率化法改正を背景とした低温物流の省人化需要に対応するもの。過酷な環境下での自動化は労働負荷の軽減や安全性向上に寄与し、保管効率向上やトラック待機時間削減にもつながる。

同システムは「2025国際ロボット展」(12月3-6日、東京ビッグサイト)で実機展示する。

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