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台湾Carota、AI活用の新MaaSサービス公開

2025年12月4日 (木)

サービス・商品カロータ(台湾)は3日、新たなMaaS(Mobility as a Service)スマートモビリティサービスを公開した。産業を越えたデータ統合により、企業が持続可能で効率的なモビリティー運営モデルを構築できるよう支援する取り組みで、サービス企画は同社のポール・ウーCEOとケビン・チェンCOOの共同リーダーシップのもと進められた。

▲(左から)CEOのポール・ウーとCOOのケビン・チェン(出所:カロータ)

新サービスは、運転行動データ、保険請求統計、車載AI(人工知能)検知機器、車両管理システム(FMS/TMS)など複数ソースの情報を統合する。これにより、精密なリスク分析や予測モデルの構築が可能となり、事故防止やコスト削減、運用効率向上が期待される。乗用車、商用車、建設車両、二輪・三輪車など多様なモビリティーに拡張可能とされ、デバイスとデータのフィードバック機構を通じて省エネ性や運営効率の向上を図る。

基盤となるのは、同社が展開してきたOTAスマートアップデートとAI(人工知能)車両管理の2つの製品ラインだ。OTA技術は複数ECUのソフトウエア更新、リモート診断、サブスクリプション型ソフトウェア提供に対応し、差分圧縮アルゴリズムで伝送効率を高める。

UNECE R156を含む国際規制への適合も支援する。さらに、車両状態のデータをクラウドへ返送する双方向データループにより、MaaSのビッグデータ運用能力を補強する。

AI車両管理システムは、運輸・車両・ドライバー管理を統合し、ADASやドライバーマネジメントシステム、ドライブレコーダーなどからのリアルタイムデータ分析を可能とする。企業は車両運行の全体像を把握し、事故率低減や運用効率向上を実現できる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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