行政・団体いすゞ自動車は16日、操舵装置に不具合があるとして、「フォワード」とUDトラックス(埼玉県上尾市)の「コンドル」計349台について、国土交通省にリコールを届け出た。リコール開始は17日から。
対象は2024年8月28日から25年7月10日に製造された中型トラックで、内訳はフォワード302台、コンドル47台。不具合は、パワーステアリングポンプとオイルホースを接続するジョイント部の組み付け方法が不適切だったことに起因する。組み付け時にOリングが損傷する場合があり、そのまま使用を続けるとパワーステアリングオイルが漏れ、最悪の場合、操舵力が増大するおそれがあるという。
これまでに不具合報告は14件確認されているが、事故は発生していない。改善措置として、全車両で当該Oリングを新品に交換し、潤滑剤を塗布したうえで再度組み付けを行う。
■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001972668.pdf
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