荷主ダイヘンは16日、大形変圧器の生産能力を2倍に増強すると発表した。三重事業所(三重県多気町)構内に新工場を建設し、需要拡大に対応する。
計画では、2026年度に設備・人員の増強により生産能力を現状比1.2倍、27年度には新工場第1期工事の完了で1.5倍、29年度には第2期工事完了により2倍まで引き上げる。総投資額は100億円規模を見込む。
電力会社による設備更新に加え、再生可能エネルギーの導入拡大や、データセンター・半導体工場の新設などを背景に、変電所機器の需要は高まっている。今回の増強により、安定した機器供給体制を構築し、インフラ強靭化や脱炭素化を支える電力ネットワーク整備に寄与する。
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