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サービス・商品東芝デジタルソリューションズ（DS、川崎市幸区）は18日、製造業向けの外観検査自動化ソリューション「Meister Apps AI画像自動検査パッケージ」の新バージョンを提供開始すると発表した。今回のアップデートでは、欠陥判定の精度を大幅に高める「欠陥判定最適化手法」（特許出願済）を新たに導入し、検査現場で課題となっている過検出の抑制を実現する。
▲欠陥判定最適化手法イメージ（クリックで拡大、出所：東芝デジタルソリューションズ）
過検出とは、製品に問題がないにもかかわらず検査装置が不良品と判定する現象であり、再検査や廃棄の増加、コスト負担の要因となっていた。新機能では、AI（人工知能）による「良品学習機能」に加え、欠陥画像の位置・輝度の補正や特徴量に基づく分類処理を組み合わせることで、欠陥ごとに最適な判定基準を設定できる仕組みを実装した。
これにより、従来の一律な閾値設定では困難だった微細な欠陥の正確な検出が可能となり、再検査に要する工数を削減。検査員による判定のばらつきや見逃しリスクも軽減される。また、素材、医薬品、自動車、電子部品など多様な業界で活用可能で、設備稼働率の向上や品質管理の高度化にも寄与する。
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