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ロビット、農作物加工の異物除去・不良品選別自動化

2020年11月30日 (月)

フードロビット(東京都板橋区)は11月30日、異物を除去したり、不良品を選別したりする食品や農作物の加工工程向けに、自動化サービスを開始したと発表した。大手製薬会社が検査工程の自動化に向けて導入を進めているという。

このサービスは、AI技術を活用した外観検査サービスに多面撮像技術、AIアルゴリズムの食品・農作物への最適化、食品・農作物加工に求められる処理性能を組み合わせて開発したもので、カット野菜、ナッツ類、香辛料、生薬、乾物、魚卵などサイズの小さな対象を検査できる。

従来技術では検出が難しい異物、カビ、皮剥け、虫食い、病斑などの不良品を過検出せずに高精度に検出できるのが特徴で、多面撮像によって「ほぼ全周検査」が可能。窪みの奥などを除き、形状や大きさのばらつきにも対応する。

食品・農作物の加工工程では、光学式やNIR(近赤外)を用いた非AI選別機を導入するケースがあるものの、選別可能な食品・農作物の種類、検査範囲、検査内容、判定基準に制限があり、作業員による目視検査が一般的だった。