ロジスティクス常石ソリューションズ東京ベイ(東京都港区)は25日、同社が開発に参画した自動運航船向け操船制御・行動計画策定システムを搭載した旅客船が、自動運転レベル4相当で商用運航を開始したと発表した。一般旅客が乗船する定期旅客航路において、同レベルでの定常的な商用運航は世界初とされる。
本件は、日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の実証事業の一環。対象船舶は国際両備フェリーが運航する離島航路旅客船「おりんぴあどりーむせと」で、5日に国が実施する船舶検査に合格し、営業運航に移行した。検査は2段階で実施され、同船は7月に第1段階、今回第2段階の検査を通過した。

▲おりんぴあどりーむせ(出所:常石ソリューションズ東京ベイ)
同船には、常石ソリューションズ東京ベイが開発した操船制御システム「sMCS」(seamless Maneuvering Control System)と、行動計画策定システム「iRPS」(intelligent Route Planning System)を搭載している。sMCSはプロペラや舵、スラスタを統合制御し、離着桟を含む全操船フェーズを自動で実行する。一方、iRPSは周辺船舶や気象条件を踏まえ、避航操船や最適な航路、離着桟計画を策定する機能を担う。
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