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神戸製鋼、タイヤ・ゴム機械事業でインド進出

2011年1月25日 (火)

拠点・施設神戸製鋼所は25日、インドの建設エンジニアリング最大手で産業機械なども手掛けるラーセン・アンド・トゥブロ社と合弁で、タイヤ・ゴムの製造工程で使用されるゴム混練機、ゴム二軸押出機の製造販売会社を設立したと発表した。総投資額は約9億円で、10月の生産開始を目指し、2月にも工場建設に着手する。

 

新会社「L&Tコベルコマシナリー」は資本金5億ルピー(約9億円)で、L&Tが51%、神戸製鋼が49%を出資する。

 

神戸製鋼はL&Tを現地の戦略的パートナーとして位置づけ、2003年4月にタイヤ加硫機の製造に関する技術供与を締結するなど、良好な関係を構築してきた。L&Tはインドでのタイヤ加硫機のトップメーカーで、インド国内のほか、欧州、中近東などに販売網を保有している。新会社では、この販売網をフルに活用することで、インド、欧州、中近東、アフリカ、ロシア、東欧などへ販売していく。2014年に年間4500万ドルの売上を目指す。

 

今回の新会社設立により、神戸製鋼グループのタイヤ・ゴム機械事業は、日米印中の四極体制が確立する。今後は、各拠点から世界同一品質の製品を供給することでユーザーのグローバル化に対応するとともに、新会社を中心にこれまで比較的販売実績の少なかったインド以西のマーケットでの拡販を進める。