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京東の物流事業は2桁増収、自動倉庫と欧州配送拡大

2026年3月6日 (金)

財務・人事京東商城(中国)が5日発表した2025年12月期決算によると、物流子会社京東物流(JDロジスティクス)の売上高は通期で2171億4600万元となり、前年の1828億3700万元から18.8%増加した。25年第4四半期も635億3100万元で、前年同期比21.9%増と2桁成長を維持した。一方、同四半期の営業利益は18億8400万元で、営業利益率は3.0%と前年同期の3.5%から低下した。通期の営業利益も52億6900万元で、前年の63億1700万元を下回っており、増収基調を保ちながらも収益性にはやや圧力がかかった構図がうかがえる。

物流面では、自社開発のGTP(Goods-to-Person)型自動倉庫ソリューション「LangzuTech」の展開が進んだ。25年末時点で20都市に20か所超の自動倉庫が稼働し、高密度保管と多品目の高速ピッキングを実現しているという。繁忙期の安定稼働を支える基盤として位置付けており、京東は自動化設備の標準化と横展開を進めている。

海外では、25年第4四半期に英国で初のLangzuTech倉庫を立ち上げた。数百台のロボットを備えた旗艦型の自動倉庫とし、ピッキングと出荷の効率を高めることで、現地での即日配送サービスを支援する。欧州ではオンライン小売事業「Joybuy」(ジョイバイ)を英国、ドイツ、オランダ、フランス、ベルギー、ルクセンブルクでベータ展開しており、26年3月の本格立ち上げを予定する。物流・サプライチェーン基盤を前面に出し、即日配送や翌日配送を差別化要素に据える姿勢だ。

全社ベースでは、25年通期の売上高が1兆3090億8500万元で前年比13.0%増となった一方、履行費用は881億7600万元と同25.2%増加した。履行費用比率も6.7%へ上昇しており、倉庫、配送、人材への投資負担が拡大している。京東はユーザー体験向上に向けた投資と説明するが、物流機能の強化が成長ドライバーである半面、短期的には収益を圧迫している面もある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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