荷主ビーマップ(東京都千代田区)は9日、最大送信出力3.2ワットの高出力Wi-Fiを用いた工場向け無線通信の実証実験を30日に実施すると発表した。キリンビール仙台工場(仙台市宮城野区)で実施し、6ギガヘルツ帯Wi-Fiの高出力モード導入を見据えた通信特性を検証する。
実験では、高出力アクセスポイントを使用し、屋内外の製造現場で通信エリアや品質、接続安定性を測定する。送信出力は3.2ワットで、現行制度で認められている屋外利用の出力25ミリワットの125倍に相当する。比較対象として、6ギガヘルツ帯Wi-FiのVLP(超低出力)、LPI(屋内低出力)、SP(高出力)の3つの出力モードで通信性能を測定する。実験は総務省の「実験試験局」免許を取得した上で行う。

▲キリンビール仙台工場(出所:ビーマップ)
実証では、シスコシステムズのWi-Fi7対応アクセスポイントや、Edgecore NetworksのWi-Fi6E対応機器を使用。通信測定ではエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームが協力する。
国内では6ギガヘルツ帯Wi-Fiの高出力利用が制度上認められておらず、海外に比べ産業用途での活用が進んでいない。工場や物流拠点では広域かつ安定した通信環境が求められており、高出力Wi-Fiの導入は設備監視やAGV(無人搬送車)の制御など無線化の拡大につながる可能性がある。今回の実証は制度改正に向けた技術データの収集を目的としている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。


















