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2月発売、エネルギー消費効率世界最高水準

三菱重工、COP6.5の大型ターボ冷凍機を発売

2014年1月23日 (木)

荷主大型ターボ冷凍機「GARTシリーズ」三菱重工業は23日、エネルギー消費効率(COP)が6.5と世界最高水準の効率を実現した大型ターボ冷凍機「GARTシリーズ」を開発し、2月から発売すると発表した。現行のAARTシリーズと比べ、設置面積を最大30%削減した。

GARTシリーズの冷凍能力は500-5400冷凍トンで、中容量機種から、東南アジアや中東など海外市場で需要が高い大容量機種までをカバーしている。

固定速機のGARTシリ-ズのほかにインバーター機の「GART-Iシリーズ」も同時に発売する。部分負荷時最高COPは25.3、IPLV(期間成績係数)は9.29と、こちらも世界最高水準で、ターボ冷凍機の更新の目安となる15年前の機種と比べると、年間電力料金は68%削減となることから、ランニングコストの削減とCO2排出量削減につなげることが可能。

冷凍効率・環境性能を追求するため、圧縮機羽根車の翼形状、蒸発器と凝縮器形状を改良。加えて、2段圧縮1段膨張エコノマイザサブクールサイクルの採用により、負荷変動に対する追従性を向上させた。

また、コンパクト化に向けて構成機器を上下方向の空間を最大限に利用した配置にし、圧縮機、蒸発器、凝縮器を小型化。エコノマイザにプレート式熱交換器を採用したことにより、設置性を向上させた。