ロジスティクス霞ヶ関キャピタルは3月31日、子会社の霞ヶ関アセットマネジメント(東京都千代田区)を通じ、既存物流施設3件を組み入れたバリューアップファンドを組成したと発表した。対象は首都圏など物流適地に立地する汎用型ドライ倉庫で、3-5年の保有期間を想定し、空室消化や改修によって資産価値の向上を図る。
同社はこれまで冷凍冷蔵倉庫や冷凍自動倉庫の開発を進めてきたが、今回のファンド組成を契機に既存資産の再生に軸足を移す。背景には物流不動産市場の需給環境の変化がある。近年は供給増により空室率の上昇や賃料調整が見られたが、足元では需給ギャップの解消が進み、2027年頃には需要超過に転じるとの見方が示されている。建設コストの上昇により新規供給が抑制されるなか、既存ストックの価値向上余地が高まっている。
物流業界では、2024年問題に伴う人手不足や冷凍食品需要の拡大、フロン規制対応など構造課題が重なり、施設の高機能化・効率化が求められている。こうした環境下で、既存施設の改修や運用改善による収益性向上を狙う投資手法は、開発偏重からのシフトを示す動きといえる。
同社は今後も冷凍・冷蔵領域を中心に開発を継続する一方、バリューアップ戦略を組み合わせることで、物流不動産ポートフォリオの収益機会を拡張していく。
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