ロジスティクス米物流大手UPSは3日、韓国・仁川国際空港(ICN)におけるハブ施設を大幅に拡張したと発表した。施設面積は6400平方メートルと従来の4倍超に拡大し、自動仕分けシステムの導入により処理能力は従来比4.5倍に向上。これにより、アジア太平洋地域からの輸入貨物は最短1営業日、欧州からの貨物は最短2営業日でソウル首都圏への配送が可能となる。従来よりも1営業日短縮され、到着当日の配送にも対応する体制を整えた。
韓国は電子機器や機械、輸送機器などの輸入需要が高く、アジア太平洋や欧州との貿易が拡大している。同ハブはマイナス20度からプラス25度までの温度管理機能を備え、医薬品など高付加価値貨物の取り扱いにも対応する。韓国は2025年に97億ドルの医薬品を輸入しており、特に欧州からの輸送では品質維持とリードタイムの両立が課題となっている。輸入品の多くが時間価値の高い製品であることから、リードタイム短縮は企業の競争力に直結する。

(出所:UPS)
UPSは同空港に週56便を運航し、グローバルネットワークと接続している。アジア太平洋地域への投資を継続しており、25年には域内航空ネットワークの増強により豪州向け輸送を1日短縮するなど、リードタイム短縮を軸とした施策を積み重ねてきた。台湾での大型物流拠点開設や香港・フィリピンでのハブ整備とあわせ、域内輸送網の高速化と処理能力の底上げを進めている。航空ハブの機能強化が、越境EC(電子商取引)や医薬品など時間・温度管理を要する貨物の増加に対応する基盤となる。
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