メディカル米アマゾンは9日、オンライン薬局「Amazon Pharmacy」(アマゾン・ファーマシー)で、大手製薬会社イーライリリー(米国)のGLP-1系経口薬「Foundayo」(ファウンダヨ、成分名:オルホルグリプロン)の取り扱いを開始したと発表した。処方箋を持つ患者は、在庫状況や価格をリアルタイムで確認し、最短当日で自宅に配送を受けられる。

(出所:アマゾン)
同サービスは、アマゾンの配送ネットワークを活用し、3000都市で当日配送に対応。年内には4500都市まで拡大する計画だ。遠隔地では翌日から3日以内の配送を提供し、従来の郵送型サービスに比べリードタイムの短縮を図る。医薬品の供給において、地域間のアクセス格差を物流で補完する。
加えて、医療機関内に設置する薬剤師対応のキオスク端末を通じ、診察直後に数分で医薬品を受け取れる仕組みも導入。配送と拠点受け取りを組み合わせることで、患者の待ち時間削減と利便性向上を狙う。
価格面では、保険適用で1日1ドルから、自己負担でも1日5ドル程度とし、メーカーのクーポンを自動適用する仕組みを採用する。GLP-1薬は需要が拡大する一方、供給制約や価格の不透明さが課題とされてきたが、価格可視化と即時配送を組み合わせたモデルで市場浸透を図る。
Foundayoは、肥満または過体重の成人を対象としたGLP-1系の経口治療薬で、1日1回の服用で体重減少と長期維持を目的とする。従来の注射型と異なり常温流通が可能で、服用条件の制約も少ない点が特徴だ。
アマゾンは2021年からGLP-1薬の配送を手がけているが、今回の経口剤の取り扱いは同社の配送網との親和性が高い。医薬品流通は規制や品質管理の制約が大きい領域である一方、常温流通と即時配送、デジタル基盤の統合が重なることで、従来の調剤・流通モデルに変化を促す可能性がある。
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