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三菱地所と清水建設、シンガポールで分譲物流施設

2026年4月10日 (金)
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▲外観イメージ(出所:三菱地所)

拠点・施設三菱地所と清水建設は10日、シンガポールのカラン地区で進む食品関連企業向け分譲物流施設開発事業「Gourmet Xchange」(グルメ・エクスチェンジ)に参画したと発表した。現地法人を通じ、キャピタランド・デベロップメント(CLD、シンガポール)などと共同で推進する。両社にとって同国での物流施設開発は初の案件となる。

計画は敷地面積4万4000平方メートル、延床面積11万4000平方メートル、全272区画からなるシンガポール最大級の区分所有型施設。食品製造、セントラルキッチン、保管、配送までを一体で担う構成とし、フードサプライチェーンの集約を図る。2025年9月に着工済みで、29年の完成を予定する。

施設は地上9階建てのランプアップ型物流・製造棟を中心に構成され、複数テナントが入居可能なマルチユーザー型。区分所有とすることで食品事業者が自社拠点として取得しやすい設計とし、製造と物流の近接配置によるリードタイム短縮や在庫効率の向上を狙う。

立地は都心近接のカラン地区で、オーチャードロードやラッフルズプレイスまで車で10-15分。主要高速道路へのアクセスに加え、空港や港湾とも接続性が高く、島内配送の効率化が見込まれる。複数のMRT(都市高速鉄道)駅が徒歩圏にあり、労働力確保の面でも優位性を持つ。

また、同施設はシンガポールの環境認証「Green Mark」で最上位のPlatinum SLE認証取得を予定しており、省エネルギー性能やライフサイクルでの環境負荷低減も織り込む。都市内での食品供給体制の強化と環境対応を両立するモデルと位置付けられる。

近年、東南アジアでは都市内で製造と物流を一体化する拠点開発が進んでいる。特に食品分野では輸送時間や温度管理の制約が大きく、都心近接型の複合施設への需要が高い。今回のプロジェクトは、従来分散していた製造・保管・配送機能を集約することで、都市型サプライチェーンの再設計を図るものとなる。

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