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北海道貿易、輸出回復も輸入減で総額縮小

2026年4月22日 (水)

調査・データ函館税関が22日公表した3月の北海道外国貿易概況(速報)によると、輸出は前年同月比12.1%増の423億1900万円となり、2か月ぶりに増加へ転じた。一方、輸入は同15.5%減の1258億5500万円と4か月連続で減少し、総額は9.9%減の1681億7400万円と縮小した。差引は835億3500万円の輸入超過となり、エネルギー依存型の構造が引き続き表れている。

輸出では、船舶(50億1600万円)が全増となり最大の押し上げ要因となったほか、石油製品(56億7100万円、3.5倍)や織物用糸・繊維製品(11億200万円、+58.6%)も伸長した。一般機械も増加し、機械系の底堅さがみられる。一方で、自動車の部分品(69億2000万円、−32.1%)や鉄鋼(17億5600万円、−53.7%)、紙・板紙などは減少し、輸送機器・素材系の弱さが全体の伸びを抑制した。

輸入は、石油製品(188億4500万円、−51.0%)や天然ガス・製造ガス(82億6600万円、−41.6%)、石炭(86億9100万円、−29.5%)といったエネルギー関連が大きく減少し、全体の押し下げ要因となった。再輸入品(75億4300万円、+54.4%)や一般機械(55億8600万円、+63.0%)、ウッドチップなどは増加したが、減少幅を補うには至らなかった。エネルギー市況や調達量の変動が、地域貿易の振れを左右する構造が改めて浮き彫りとなった。
地域別では、輸出はアジア向けが全体の過半を占め増加した一方、中国向けは減少するなどばらつきがみられる。輸入では中東からのエネルギー調達が依然大きいが、減少基調が続いている。

北海道の貿易は、船舶や石油製品といった個別案件・市況に左右されやすい。輸出は一部品目の押し上げで回復したものの、輸入減による総額縮小が示すように、エネルギー関連の動向が地域物流に与える影響は依然として大きい。

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