調査・データ米供給管理協会(ISM)が公表した2026年3月の製造業景況指数(PMI)は52.7となり、前月比0.3ポイント上昇した。これにより製造業は3か月連続の拡大となり、長期の低迷局面から持ち直しの動きが続いている。米経済全体も17か月連続で拡大を維持している。
内訳では、新規受注指数が53.5と3か月連続で拡大を維持したが、前月からは2.3ポイント低下し伸びは鈍化した。一方、生産指数は55.1と前月から1.6ポイント上昇し、5か月連続で拡大。受注の回復を背景に生産活動が加速している。サプライヤー納入指数は58.9と上昇し、納入遅延が進行している。
一方、雇用指数は48.7と30か月連続で縮小圏にとどまり、雇用回復の遅れが続く。需要が持ち直すなかでも企業の採用姿勢は慎重で、在庫指数も47.1と縮小が続き、在庫調整局面が継続している。
コスト面では上昇圧力が強まっている。価格指数は78.3と前月から7.8ポイント上昇し、22年6月以来の高水準となった。燃料や金属、化学品など広範な原材料で価格上昇が報告されており、インフレ圧力の再燃が懸念される。実際、報告された主要品目では下落品目はなく、供給不足も半導体や電子部品などで継続している。
産業別では、輸送機器、一次金属、電気機器など13業種で生産拡大が確認された。一方で新規輸出受注は49.9とわずかに縮小圏に入り、外需の弱さが一部で見られる。輸入は52.6と拡大を維持するものの、伸びは鈍化している。
米製造業は回復基調を維持しつつも、雇用の弱さとコスト上昇が重しとなっている。今後は需要の持続性とインフレ動向が、製造業の回復ペースを左右する焦点となる。
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