中国物流景気指数が上昇、製造業向けで回復

調査・データ中国物流購買連合会は3日、11月の国内物流業景気指数（LPI）が50.9となり、前月比で0.2ポイント上昇したと発表した。2か月連続の上昇で、景気拡張の節目となる50を引き続き上回った。

業種別に見ると、物流需要は製造業向けで回復が見られる一方、エネルギー関連は停滞、消費物流は横ばいとなった。地域別では中部（51）と西部（51.2）が全国平均を上回った。事業別では、郵政・宅配の業務量指数が70.2と依然高水準を維持しているものの、前月比では0.3ポイント低下した。航空物流や水上輸送、冷蔵倉庫など一部分野では調整局面が続いている。

固定資産投資の完成額指数は55.4、業務活動の予測指数は54.9となり、いずれも高水準を維持。多式輸送や航空・宅配分野での先行き期待が、業界全体の安定に寄与しているとみられる。中国国内の物流需要は年末に向けて一定の強さを見せており、引き続き高水準の活動が見込まれている。

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