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中国製造業PMIは小幅改善、物流需要も回復傾向

2025年12月1日 (月)

調査・データ中国物流購買連合会が11月30日に発表した11月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.2となり、前月比0.2ポイント上昇した。依然として景気判断の分岐点である50を下回るものの、2か月連続の改善となり、需要・生産ともに底打ちの兆しがみられる。

新規受注指数は49.2(前月比プラス0.4ポイント)、新規輸出受注は47.6(同プラス1.7ポイント)と、輸出の下げ止まりが鮮明になった。とくに高技術製造業や消費財関連で持ち直しが目立ち、企業の販売活動も改善。産成品在庫指数は47.3%(マイナス0.8ポイント)と在庫調整が進み、物流面では出荷の回復傾向がうかがえる。

(クリックで拡大、出所:中国物流購買連合会)

生産指数は50.0(プラス0.3ポイント)と再び節目の50に復帰し、高付加価値分野を中心に稼働が安定した。一方で、原材料価格指数は53.6(プラス1.1ポイント)と上昇が続き、コスト負担は依然として重い。出荷価格指数は48.2と下落幅は縮小したものの弱含みの状態が続く。

中国物流情報センターは、輸出環境の改善と年末需要を背景に「12月も持ち直し基調が続く」と見込む一方、PMIが50未満にとどまっていることから、需要面の弱さには注意が必要だと指摘した。

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