ホンダ、インドで二輪車第三工場が稼働

荷主本田技研工業は28日、インド現地法人のホンダモーターサイクル&スクーターインディア社（ハリアナ州）が、第三工場の稼働を開始すると発表した。

インド南部のカルナータカ州ナルサプール地区に建設した第三工場は、年間120万台を生産する工場として6月から本格稼働を開始する。また、今期中に年間60万台の生産能力拡大を行い、生産能力を180万台とする。

この工場はグリーンファクトリーとして、水の年間使用量の30％以上を雨水活用でまかなうなど、先進環境技術の実現に取り組むほか、品質の優れた商品を効率的に生産するため、機械加工の自動化やシーム溶接の自動化、高効率塗装ラインなどの生産技術を導入した。

第三工場への投資額は、今期中の能力拡大を含めて135億ルピー（247億円）となる見通し。これにより、現地法人の年間生産能力は、既存の第一工場の160万台と第二工場の120万台、第三工場の180万台を合わせて460万台となり、長期にわたって拡大する市場への対応に備える。