調査・データ中国物流購買連合会(CFLP)は11日、4月の中国物流業景気指数(LPI)が49.7となり、前月から0.5ポイント低下したと発表した。春節後の稼働回復や前倒し出荷の反動、祝日要因などが影響したとみられる。ただ、新規受注や設備投資関連指数は改善しており、中国物流情報センターは「供需改善や回復モメンタムの流れ自体は変わっていない」との見方を示した。
業務総量指数は49.7と景況判断の節目となる50を下回った。一方、新規受注指数は49.8で2か月連続の改善となっている。地域別では西部地区の物流業務総量指数が50.2と景況感を維持し、東部・西部地区では新規受注指数も上昇した。
分野別では郵政・宅配分野が引き続き高水準で推移した。郵政快逓業の業務総量指数は69.6となり、高景気圏を維持。調査対象のEC(電子商取引)企業では、4月の日次宅配取扱量が前年同期比2%増加した。鉄道輸送業の業務総量指数は54.3で、石炭や鉄鋼など基礎素材輸送需要が下支えした。道路輸送業も53.7と改善し、消費財在庫補充や幹線輸送需要回復が寄与した。
また、国内石炭需要回復や原油・石油製品価格上昇により、水運分野でも沿海ばら積み輸送量と運賃が上昇した。上海航運交易所の沿海ばら積み運賃指数は4月末時点で月初比8%上昇。航空輸送も55%前後の高水準を維持し、電子部品や電子製品、生鮮食品輸送が伸長した。
物流サービス価格指数は前月比0.3ポイント改善。主力業務利益指数も3か月連続で改善しており、中小物流企業の採算環境にも一定の回復が見られる。さらに固定資産投資完成額指数は53.7と2.3ポイント上昇。企業では複合一貫輸送、スマートサプライチェーン、低炭素物流分野への投資意欲が高まっている。
業務活動期待指数は56.3と4か月連続で景況圏を維持した。中国物流情報センターは、デジタル化や低炭素物流への投資が続いている点を挙げ、「産業チェーンとサプライチェーンの再稼働は全体として安定的に進んでいる」と分析している。
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