財務・人事中国EC(電子商取引)大手の京東集団(JDドットコム)は12日、2026年第1四半期決算を発表した。売上高は3156億9400万元で前年同期比4.9%増となった一方、最終利益は51億200万元で同53.1%減少した。非GAAPベースの純利益も73億7900万元と42.2%減となり、新規事業への投資負担が利益を圧迫した。
主力のJDリテールは売上高2685億8800万元で1.8%増、営業利益は149億6000万元で前年同期の128億4600万元を上回った。営業利益率は5.6%と、前年同期の4.9%から改善した。家電・電子製品売上は8.4%減少した一方、日用品など一般商品は14.9%増と伸び、マーケットプレイス・広告収入も18.8%増加した。
物流事業のJDロジスティクスは売上高605億8100万元で29.0%増、営業利益は10億2000万元となった。前年同期は1億4500万元にとどまっており、外部顧客向け物流サービスの拡大が業績を押し上げた。第1四半期には、自社開発のロボットアーム「LangzuTech Packer」の改良版を投入。小包ピッキングやかご車積み込みを対象に、仕分け効率の向上を図る。JDによると、同シリーズのロボットは物流工程全体をカバーし、海外でも大規模導入が進んでいる。
一方、新規事業は売上高62億7900万元で9.1%増となったが、営業損失は103億5200万元に拡大した。JDフードデリバリーへの投資が重く、販促費や研究開発費も増加した。もっともJDは、1注文あたりの採算性は改善し、前四半期比では投資負担が縮小したと説明している。
欧州では3月16日にオンライン小売事業「Joybuy」を正式開始した。英国、ドイツ、オランダ、フランス、ベルギー、ルクセンブルクで展開し、同社の物流ブランド「JoyExpress」が宅配サービスを担う。第1四半期末時点で、欧州30都市以上、4000万人超を対象に「211」と呼ぶ高速配送サービスを提供している。
費用面では、フルフィルメント費用が233億9300万元で18.5%増、マーケティング費用が153億7200万元で45.8%増、研究開発費が68億6600万元で48.6%増となった。売上は増加したが、物流能力強化や新規事業拡大、人材投資が利益率を押し下げた格好だ。
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