ECカタログ通販・オンライン通販を展開するニッセン(京都市南区)は18日、基幹EC(電子商取引)サイト「ニッセンオンライン」の刷新に向け、Shopify(ショッピファイ)のエンタープライズ向けコマースプラットフォームと、Shopifyアプリ開発を手がけるStack(スタック、東京都渋谷区)のコマースオペレーションプラットフォーム「SQ」を採用したと発表した。カタログ通販、EC、コールセンターを横断する販売モデルに対応し、受注、在庫、物流、顧客データ、販促、分析を一体的に管理する統合コマース基盤を構築する。
ニッセンは、レディースファッション、インナーウエア、インテリア、生活雑貨などを、カタログ通販とオンラインストアで展開してきた小売事業者。当初はフルスクラッチ型システムによるEC基盤の全面再構築を計画していたが、実行リスクやコスト、運用負荷を踏まえて方針を見直した。2025年11月からFit&Gap評価を行い、長期的な拡張性や継続的な機能更新に対応する基盤としてShopifyの採用を決めた。
刷新では、Shopifyを中核に、StackのSQが販売チャネルと既存の社内システムをつなぐ役割を担う。SQは、販売、在庫、物流、仕入れ、顧客、販促、分析など小売業務を統合管理するプラットフォームで、移行後の運用基盤としても活用する。これにより、既存システムの安定性を維持しながら、将来の業務変更や販売チャネル拡張に対応しやすい構成を目指す。
ニッセンの販売モデルでは、ECだけでなく、紙のカタログやコールセンター経由の注文も重要な顧客接点となる。このため、基幹EC刷新では、単なるオンラインストアの置き換えではなく、複数チャネルから入る注文や顧客情報、在庫情報、配送条件をどう統合するかが焦点となる。サブスクリプションサービス、自社ブランドのクレジットカード、後払い決済、複雑な配送設定など、日本市場特有の業務要件にも対応する。
受注チャネルの多様化に伴い、在庫引き当てや配送条件、出荷指示の連携精度が重要になる。EC、カタログ、コールセンターをまたいだ注文情報を統合し、在庫・物流データと接続することで、販売と出荷の間に生じる処理負荷や運用の属人化を抑える狙いがある。通販事業では、商品点数や顧客層が広く、配送条件も複雑になりやすいため、基盤刷新は顧客体験だけでなく、バックエンド業務の効率化にも関わる。
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