拠点・施設ヤマト運輸は20日、滋賀県湖南市に開設した統合型ビジネスソリューション拠点を、6月1日から本格稼働すると発表した。2025年10月から稼働しているロジスティクス機能に加え、全国のヤマトグループ物流拠点への仕分け・輸配送機能を新たに稼働させる。保管、流通加工、仕分け、輸配送を一体で提供し、法人向けビジネスの拡大につなげる。
新拠点は、滋賀県湖南市石部緑台の「UI湖南ロジスティクスセンターII」1階に入る。延床面積は4万2816平方メートル。施設全体には休憩用ラウンジ、24時間営業の無人コンビニエンスストア、シャワー室、非常用発電設備などを備える。

▲統合型ビジネスソリューション拠点(出所:ヤマトホールディングス)
滋賀県は、琵琶湖の水資源や交通利便性を背景に製造業の集積が進む地域。ヤマト運輸は同拠点を活用し、サプライヤーの物流を集約することで、製造業のサプライチェーン効率化を支援する。ロジスティクス作業と全国向けの仕分け・輸配送を同一施設内で行うため、翌日配送分の受注締め時間延長や、商品到着までのリードタイム短縮を見込む。
在庫保管倉庫から輸配送拠点までの横持ち輸送や積み替え作業を削減できる。輸送品質の安定化に加え、温室効果ガス排出量の削減にもつなげる。ヤマトグループの輸配送ネットワーク上に在庫拠点を置くことで、需要に応じた拠点間の在庫補充や移動を迅速化し、在庫配置の適正化を図る。
立地面では、名神高速道路・栗東湖南インターチェンジから2.1キロに位置し、京都市、大阪府、神戸市まで100キロ圏内に収まる。名神高速と新名神高速の双方にアクセスできるため、災害時の迂回輸送にも対応しやすい。東日本に主要拠点を置く企業が同拠点にも在庫を分散することで、災害発生時の供給リスク低減にもつながる。
ヤマトグループは中期経営計画で、コントラクト・ロジスティクス事業を成長領域に掲げている。湖南拠点は、単なる保管拠点ではなく、在庫、加工、輸配送をつなぐ法人向け物流基盤としての役割を担う。京阪神への近接性と全国ネットワークへの接続を生かし、製造業や流通業の拠点再編需要を取り込む狙いだ。
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