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ミスミ、宇宙産業向け部品調達DXを強化

2026年5月20日 (水)

荷主ミスミグループ本社は20日、同社が提供する機械部品調達AIプラットフォーム「meviy」(メビー)について、宇宙産業向けの活用を紹介する特設ページを公開した。宇宙産業での開発・調達課題を示し、3Dデータを使った即時見積もりや短納期出荷による部品調達の効率化を提案する。あわせて、宇宙産業向けの加工・表面処理の拡充や事例発信を進める。
宇宙産業では、政府支援や民間企業の参入拡大を背景に、開発スピードの重要性が高まっている。衛星、ロケット、関連装置などの開発では、試作と検証を短いサイクルで繰り返す必要がある一方、ミッションや打ち上げ計画に合わせた厳しい工程管理、高い信頼性や安全性を求める検証が欠かせない。部品調達では、図面作成、見積もり取得、納期確認にかかる工数や、納期の不確実性が開発の停滞要因になりやすい。

meviyは、機械部品の3Dデータをアップロードすると、AI(人工知能)が自動で即時見積もりを行い、独自のデジタル製造システムを使って最短1日で出荷するサービス。従来の機械部品調達で発生していた作業時間を9割以上削減できるとしている。宇宙産業向け特設ページでは、開発現場で使われる部品加工事例や、調達リードタイム短縮の活用方法を紹介する。

同社は4月、航空宇宙業界向けに表面処理を拡充し、アロジン処理相当の三価クロム化成処理や不動態化処理を追加した。宇宙空間のような過酷な環境を想定した部品需要に対応するもので、ガイドプレートやブラケットなどの加工事例も示す。


▲(左から)ガイドプレート、ブラケット(出所:ミスミグループ本社)

宇宙産業の競争力は設計・製造だけでなく、試作部品を必要なタイミングで確保できる調達網にも左右される。少量多品種で仕様変更が多い開発段階では、見積もりや納期調整の遅れが試験工程全体に波及しやすい。部品調達のデジタル化は、宇宙関連開発のリードタイム短縮とサプライチェーンの柔軟性向上に関わる取り組みとなる。

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