フード米物流大手CHロビンソンは13日、生鮮サプライチェーン部門のロビンソン・フレッシュが、米テキサス州南部に青果物流センターを開設したと発表した。新施設は1万3250平方メートル規模で、米国・メキシコ国境から数マイルの地点に立地する。越境物流機能を拡張し、メキシコ産青果物を米国内の小売、外食、宿泊関連事業者などへより短時間で供給する狙いだ。
施設はリオグランデバレーのファーに位置し、生鮮品の主要越境ルートであるファー・レイノサ国際橋に近接する。アンザルドゥアス国際橋や周辺の国境橋、米国281号線、マッカレン国際空港、鉄道、ブラウンズビル港、メキシコ側のマタモロス港にもアクセスしやすい立地とした。

▲米テキサス州南部に開設した青果物流センター(出所:CHロビンソン)
同社によると、メキシコから米国に輸入される生鮮青果物の98%は、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアのいずれかを経由する。このうち55%がテキサスを通過しており、同州の国境周辺インフラは、鮮度維持と納期安定を重視する荷主にとって重要性が高まっている。
新施設には69のドックドアを備え、複数温度帯に対応する。GFSI(世界食品安全イニシアチブ)基準とUSDA(米農務省)オーガニック要件の認証を取得しており、通関時間の短縮、国境滞留時間の削減、入荷直後の冷却、追熟、品質管理、再梱包、ラベル貼付、混載、クロスドックなどに対応する。国境付近で検品や冷却、再梱包を行えるため、米国内へ流入した直後から品質管理を始められる点を強調する。
同拠点はCHロビンソンのエンドツーエンド物流基盤と温度管理ネットワークに組み込まれる。テキサス南部から中西部や南部の主要市場へは1-3日、東海岸へは3-4日で到達できるとしており、需要に応じて西海岸向けにも対応する。輸送時間の短縮と拠点選択肢の拡大により、荷主の充足率、定時・完全納品、在庫鮮度の改善につなげる。
青果物流では、国境通過、通関、温度管理、再梱包、配送先別仕分けの各工程が鮮度とロス率を左右する。今回の投資は、越境輸送そのものだけでなく、国境到着後すぐに商品状態を整え、米国内配送網へ接続する機能を強化するもの。メキシコ産青果物への依存度が高い米国市場で、越境拠点の処理能力と温度管理機能が競争力を左右している。
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