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熱中症対策義務化、認知9割も追加対応に遅れ

2026年5月20日 (水)

調査・データナックは20日、現場・製造職などを抱える企業の労務担当者500人を対象に実施した「職場の暑さ対策」実態調査の結果を発表した。2025年6月の改正労働安全衛生規則施行から1年を前に、職場の熱中症対策義務化を「詳しく知っている」が41.6%、「なんとなく知っている」が44.8%となり、認知率は86.4%に達した。一方、義務違反時の罰則について「全く知らない」とする回答も18.2%あり、制度の理解には濃淡が残る。

(クリックで拡大、出所:ナック)

改正規則では、WBGT(暑さ指数)28度以上または気温31度以上の環境で、連続1時間以上または1日4時間を超える作業が見込まれる場合、事業者に熱中症対策が義務付けられている。違反した場合、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性がある。物流現場では、倉庫内作業、屋外荷役、バース待機、車両周辺での作業などが対象となり得る。

現在実施している暑さ対策は「エアコン・空調管理」が68.6%で最多となり、「水・飲料の常備」は51.0%にとどまった。空調など設備面の対策が先行する一方、水分補給を促す仕組みづくりは半数程度にとどまっている。義務化後に新たに始めた対策では「水・飲料の常備」が31.8%、「エアコン・空調管理」が30.4%だったが、「特になし」も27.0%に上った。

今後強化したい対策は「空調設備の拡充」と「無料で飲める水・飲料の用意」がいずれも16.2%で並んだ。水分補給の重要性は認識されているものの、実際の整備には遅れがある。物流現場では、作業者任せの注意喚起にとどめず、休憩場所、補水導線、作業時間の見直しを含めた運用面の対策が問われる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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