ロジスティクスアプライズ(大阪市東淀川区)は20日、中東情勢の緊迫化によるナフサ価格高騰や石油化学原料の供給不安を受け、中国ルートを活用したポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)などプラスチック原料の安定調達支援を強化したと発表した。成形工場や原料商社向けに、用途や品質条件、納期に応じた代替提案やコスト見直しを支援し、サプライチェーン安定化を図る。サービス強化は5月1日に開始している。
近年、プラスチック樹脂の主要原料であるナフサは、原油価格や国際物流、為替、地政学リスクの影響を受け価格変動が拡大している。特に中東地域の情勢不安を背景に、PEやPPをはじめとする樹脂原料の供給制約や価格上昇への懸念が強まっている。国内製造業でも原料調達の不安定化が広がっており、単一調達ルートに依存しない体制構築が課題となっている。
同社によると、財務省貿易統計を基にした石化用ナフサCIF価格は2024年平均で前年比12%上昇し、24年4-6月期は前年同期比18%高となった。また、石油化学工業協会統計では、25年の国内出荷量は低密度ポリエチレンが前年比2%減、高密度ポリエチレンが同3%減となっている。
アプライズは中国を中心とする400社以上の海外サプライヤーネットワークを活用し、PE、PP、ポリスチレン(PS)など各種プラスチック原料の調達相談に対応する。バージン材や再生材の代替提案、PCR100%再生樹脂など環境配慮型材料の提案、中国ルートを活用した新規調達先開拓支援も行う。成形条件や用途に応じたサンプル提案や評価用材料の手配にも対応し、最短2営業日で候補材料や見積もりを提示する体制を整える。
アプライズは1999年設立のプラスチック原料専門商社で、再生樹脂や生分解性樹脂なども取り扱う。家電、自動車部品、建築資材、包装分野向けに再生材提案を進めており、環境配慮と安定調達の両立を支援するとしている。
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