環境・CSR新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は20日、退役航空機から回収する炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のリサイクル活用に向けた「次世代航空機向け静脈産業構築事業」を開始すると発表した。航空機製造の脱炭素化と資源循環型経済の実現を目指し、2030年度まで研究開発を進める。
航空業界では2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが加速している。航空機には軽量かつ高強度のCFRPが広く使用されており、燃費向上やCO2排出削減に寄与している。一方で、2030年-45年ごろにかけて大量の航空機が退役時期を迎え、機体から発生するCFRP廃材への対応が課題となっている。
CFRPの原料となる炭素繊維は、リサイクル材を活用することで新品材に比べ製造時のCO2排出量を大幅に削減できることが明らかになっている。このため同機構は、機体解体から素材回収、再利用までを一体化したサプライチェーン構築を進める。
事業では、退役機からCFRPを効率的に回収する解体・切断技術、環境負荷を抑えた炭素繊維の回収・再生技術、再生材を航空機用途へ加工する基材化プロセスなどを開発する。また、再生材料の性能評価を行い、航空機の二次構造部品や内装部品への適用実証も進める。
26年度予算は5億4000万円。実施予定先には東海国立大学機構、ファインセラミックスセンター、SUBARU、ジャムコ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が参画する。
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