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消費税増税前の駆け込み需要で輸送量増大

JR貨物、1月のコンテナ輸送量が12.8%増加

2014年2月17日 (月)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)がまとめた1月の輸送動向によると、同月は下旬に発生した低気圧の接近に伴う強風で運転規制を行った影響などにより、高速貨6本が運休となった。荷動きは、景気回復や円安、消費税増税前の需要の盛り上がりを背景に、国内生産が好調に推移したほか、平日稼働日が多かったこともあり、月全体では前年を大きく上回った。

コンテナ貨物は、半数以上の品目で前年同期実績を15%以上上回り、低調だった自動車部品も上回るなど、エコ関連物資を除いてすべての品目が増加した。この結果、コンテナ貨物全体では12.8%増となった。

東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理のため、2012年9月から運行を開始した災害廃棄物専用列車は、処理量が減少したとして13日に運行を終了。車扱貨物は、石油が気温の上昇によって減送となったほか、昨年7月から山口線の一部区間が線路不通となっていることから一部顧客の貨物が減送となった。これらの結果、車扱貨物全体では前年比6.9%減となった。

■品目別の輸送動向(1月、実績の単位は千トン)

扱別品目本年実績前年実績増減前年比
コンテナ農産品・青果物1471443102.3%
化学工業品16813731122%
化学薬品13310825122.7%
食料工業品20518817109.1%
紙・パルプ28824939115.6%
他工業品1301246105.1%
積合せ貨物16914623115.9%
自動車部品77725105.9%
家電・情報機器41329125.2%
エコ関連物資3539-491.1%
その他29425539115.2%
コンテナ計16861494192112.8%
車扱石油666717-5192.8%
セメント・石灰石1331330100.1%
車両9296-495.5%
その他6175-1480.6%
車扱計9511021-7093.1%