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ユニセフ、エボラ対応で支援物資100トン空輸

2026年5月29日 (金)

ロジスティクスユニセフ(国連児童基金)は5月28日、コンゴ民主共和国で拡大するエボラ出血熱への対応として、100トン以上の緊急支援物資を空輸し、現地での提供を開始したと発表した。感染拡大地域では武力衝突や人口移動が続いており、子どもや家族を含む約10万人への支援を見込む。

支援物資は、最前線で対応する保健医療従事者向けの個人防護具や医薬品、衛生用品、医療用品など。デンマーク・コペンハーゲンにあるユニセフの供給拠点から、欧州連合(EU)の欧州委員会人道援助・市民保護総局(ECHO)が支援する人道航空輸送サービスを通じて、コンゴ民主共和国北東部イツリ州へ輸送した。

(出所:ユニセフ)

物流面では、大量の医療物資を短期間で感染地域へ届けるため、航空輸送を活用した迅速な供給体制を構築している。エボラ感染地域では道路事情や治安状況が悪化しており、迅速な物流支援が感染封じ込めに向けた重要な要素となっている。

ユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表のジョン・アグボルは「集団感染を封じ込めるため時間との闘いが続いている」とコメントした。

ユニセフは、政府や人道支援機関と連携し、感染予防や物流支援、水・衛生(WASH)サービス、地域への情報発信を強化している。特に、地域社会との信頼構築や住民への啓発活動を重視している。

5月26日時点で、同国ではエボラ出血熱の確定症例121件、死亡17人が確認され、疑い例は1077件に上る。感染は北東部を中心に複数地域へ拡大している。

ユニセフは今回の事態に対し、組織全体で人材や資金、物資を集中投入する最高レベルの緊急対応「レベル3」を発動した。すでに652万5000米ドルを拠出しており、継続支援へ追加資金の必要性を訴えている。

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