フードハウス食品グループ本社は1日、生産会社のハウス食品グループ東北工場(福島市)が同日から新工場の本格稼働を開始したと発表した。業務用レトルト食品の需要拡大に対応する拠点で、ハウス食品グループとして東北エリア初の新工場となる。
新工場は福島市佐倉下に立地し、敷地面積は3万996平方メートル、製造棟の建築面積は5994平方メートル。設備投資額は68億円。レトルト食品、成型容器食品、ペースト調味料を製造する。ハウス食品グループ東北工場は2024年7月に設立され、25年6月から操業を開始していた。

▲新工場外観(出所:ハウス食品グループ本社)
同工場では、多品種変量生産に対応する新製法ラインを導入した。大容量タイプやポーションタイプのパウチ入り製品、成型容器入り製品などを製造し、外食レストランチェーン、個店、中食、食品加工業、給食、ケアフード事業など多様な需要に対応する。小ロット生産に適した設備を活用し、顧客ごとの個別ニーズに応じた業務用製品の供給を狙う。
外食産業の人手不足や食ニーズの多様化、高齢者人口増加に伴いケアフード需要が拡大している。業務用レトルト食品は、調理工程の省力化や品質の安定化に役立つ一方、販売先や用途が多岐にわたるため、製造側には柔軟な生産体制が求められる。
環境面では、ハウス食品静岡工場に設置したガスコージェネレーションシステムで発電した低CO2電力を、グループの国内関係会社や事業所へ融通する「多拠点一括エネルギーネットワークサービス」を導入しており、新工場も対象に含まれる。
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