拠点・施設白山(石川県金沢市)は2日、石川県かほく市に総投資額50億円を投じ、「第二工場」(仮称)を建設すると発表した。2028年4月の稼働開始を予定し、生成AI(人工知能)向けデータセンター需要の拡大に対応する次世代光通信部品「TMTフェルール」の量産体制を強化する。

▲工場で量産する超小型多心光コネクタ「MMC」(出所:白山)
新工場は敷地面積2万平方メートルで、超小型多心光コネクタ「MMC」に対応するTMTフェルールを主力製品として生産する。生成AIの普及に伴い、世界のハイパースケーラーによるAIデータセンター投資が急増しており、高速・低遅延通信を支える高密度光通信ネットワーク部品の需要が拡大している。
白山は2026年2月、米US Conec、SANWA Technologiesと、MMC、TMTフェルールのマルチソース(相互供給)合意を発表した。今回の新工場は、その協業体制を本格化し、グローバル市場向けの安定供給を担う中核拠点として位置付ける。設備規模は現行比1.5倍に拡大し、供給能力を高める。
白山は石川県志賀町の石川工場を主力生産拠点としており、同工場での生産も継続する。新工場の本格稼働に先立ち、既存施設を活用した一定規模のTMTフェルール製造も計画している。
また、本社機能も新工場へ移転する予定で、製造、技術開発、営業、管理部門を含めた体制強化を進める。この1年間で約40人を新規採用しており、今後も地元石川県を中心に人材採用を強化する。
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