ロジスティクス日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は、物流企業の人事・総務担当者らが人的資源管理(HRM)の課題を検討する「物流企業のHRM推進研究会」の2026年度会合を開始した。6月26日に開いた初回会合には、アサヒロジスティクスや丸和運輸機関、クボタロジスティクスなど23社から24人が参加し、採用、定着、人材育成を中心に各社の課題を共有した。
事前アンケートでは、8つの人事テーマのうち「従業員のキャリア開発」を十分に実施できていないとする回答が最も多かった。一方、関心が最も高かったのは、従業員の働きがいやエンゲージメントの向上、離職の低減だった。各社の取り組みとして、退職・離職要因の可視化や、エンゲージメント調査の分析を施策に反映する事例が挙がった。
会合では、管理職教育や次世代経営層の不足、従業員の意欲向上、多様な働き方の導入などを題材にケーススタディーを実施した。今後は採用・配置、人材育成、人事評価、離職低減、経営理念の浸透の5分野を主なテーマとして議論を進める。物流業界で人手不足が続くなか、人材の確保だけでなく、定着や育成を含む人事施策の実効性を各社横断で検証する。
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