メディカル東邦ホールディングスは3日、医薬品卸売事業子会社の東邦薬品が、室温管理医薬品を厳密に温度管理して配送する車両用荷室「トラクール」を開発し、配送車両への実装段階に入ったと発表した。資本業務提携先のワコンに開発を依頼していたもので、8月から導入を始める。

(出所:東邦ホールディングス)
トラクールは、室温管理医薬品を欧州基準の15-25度で管理できる荷室を備えた軽貨物自動車。日本国内の室温管理基準は1-30度とされるが、同社グループは真夏の炎天下や冬季寒冷地でも医薬品の品質を維持するため、より厳しい温度帯に対応する車両として開発を進めてきた。3回にわたる試作機種の改良を経て、実配送で使える実用性と信頼性を確保したという。
主な機能として、過酷な外気温下でも荷室内を一定温度に保つ温度管理性能に加え、荷室内温度のモニタリング機能を備える。配送中の温度状況を把握することで、医薬品配送品質の管理を強化する。
医薬品物流では、GDP対応や災害・緊急時の安定供給を背景に、輸送中の品質管理が一段と重要になっている。東邦薬品は今後、トラクールのEV車両への搭載や、より大型の車両への展開も進める方針だ。
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