ロジスティクスYCPホールディングス(シンガポール)は1日、インド物流産業の成長と投資機会を分析したホワイトペーパー「インド物流産業:成長と価値創出に向けたロードマップ」を公開したと発表した。インドの物流市場は現在3000億-3500億ドル規模とされ、2030年までに5000億ドル超へ拡大する見通し。国内消費の伸び、製造業振興政策、貿易量の増加が市場拡大を支えている。
ホワイトペーパーでは、インド物流産業が単なる市場拡大にとどまらず、構造変化の局面にあると指摘している。従来は分断され、コスト重視の機能として扱われてきた物流が、政府によるインフラ投資、デジタルプラットフォームの普及、EC(電子商取引)やクイックコマースの拡大を背景に、企業競争力を左右する戦略機能へ移りつつあるとした。
有望領域としては、マルチモーダル物流パークや貨物ターミナルなどの周辺物流インフラ、近代的倉庫やラストマイルネットワークを含む国内流通インフラ、3PL・4PLやデジタルフレイトソリューションを含む統合型物流サービスを挙げた。インフラ資産の開発では官民連携が中心となる一方、倉庫・物流サービス分野では統合やM&A、プラットフォーム型モデルによる規模拡大が進んでいるという。
YCPは、地域や産業ごとの特性を踏まえ、オーガニック成長とM&Aを組み合わせた戦略的な事業展開が価値創出につながるとみている。インド市場への参入や拡大を検討する物流事業者、投資家、グローバル企業にとって、物流インフラとサービスの両面で成長余地が広がっている。
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