M&Aカナダのクリーン技術企業アデュロ・クリーン・テクノロジーズは17日、欧州子会社のAduro Clean Technologies Europeが、オランダの廃棄物処理グループ、オルテサ・フループと覚書を締結したと発表した。オランダ・シタートヘレーンのケメロット工業団地で計画する初号機(FOAK)プラント向けに、原料となる使用済みプラスチックの物流センター整備を検討する。
アデュロは、廃プラスチックなどの低価値原料を化学的に再資源化する技術「Hydrochemolytic Technology」(HCT)の産業実装を進めている。ケメロットで計画するFOAKプラントでは、将来の拡張を見据え、土木工事、ユーティリティー、敷地インフラの整備を進める方針だ。
今回の協業では、オルテサが持つ廃棄物の回収、管理、処理、再資源化の知見を活用し、仕様に合った使用済み原料を安定的に保管・供給する体制を評価する。具体的には、オルテサの拠点を活用した原料の集約・管理、洗浄、乾燥、造粒などの前処理の必要性、在庫管理、品質管理、文書管理、材料コード化、保管、配送の仕組みを検討する。
化学リサイクルでは、処理技術だけでなく、原料となる廃プラスチックを一定品質で継続的に確保できるかが事業化の前提となる。混合廃棄物の選別や前処理、保管、ロット管理が不十分であれば、プラント稼働率や製品品質に影響する。アデュロは、用地、許認可、製品引き取り、原料供給を並行して整えることで、FOAKプラントの産業化を進める考えだ。
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