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MAN、ミュンヘンでEVトラック量産進展

2026年6月19日 (金)

国際マン・トラック&バス(MAN、ドイツ)は18日、電気トラック量産開始から1年を迎え、ミュンヘン工場でこれまでに1300台の大型電気トラックを生産したと発表した。

同社は2025年に量産を開始して以来、電気トラック「eTGX」「eTGS」をディーゼルトラックと同一ラインで生産する混流生産体制を構築した。ミュンヘン工場では1日あたり100台のトラックを生産しており、需要や市場動向に応じて電動車とディーゼル車の生産比率を柔軟に調整できる体制を整えている。高電圧技術への対応に向け、5000人以上の従業員が専門資格を取得した。

(出所:マン・トラック&バス)

電気トラックは地域配送や長距離輸送、自動車物流向けのローローダー仕様、建設現場向け輸送など幅広い用途で活用されているほか、自治体向け車両や消防車仕様にも対応する。用途に応じてさまざまな構成が可能としている。

車両性能では、自社開発・製造するバッテリーパックが中核技術となる。ドイツ・ニュルンベルク工場で生産するバッテリーを最大7基搭載した場合、総容量は623キロワット時となり、途中充電なしで最大830キロの航続距離を実現する。

▲7個のバッテリーを搭載し途中充電なしで最大830キロの航続距離を実現(出所:マン・トラック&バス)

また、MANは自社物流の脱炭素化にも取り組む。インバウンド物流の段階的な電動化を進めており、2025年にはMAN物流ネットワーク内で年間最大1億6500万キロを走行するバッテリー式電気トラックの導入に関する入札を実施した。量産車の投入は2026年初めから始まっている。

MANによると、同社の温室効果ガス排出量の約95%は販売車両の使用段階(Scope3カテゴリー11)で発生する。このため車両ラインアップの電動化は気候目標達成に向けた重要な施策と位置づけられている。量産開始から1年を経て、電気トラックは試験的なプロジェクトではなく、量産製品として展開が進んでいる。

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