認証・表彰飯野海運は22日、同社が開発した船舶向け低炭素燃料に関するカーボンクレジット方法論「VM0053 Alternative Low-Carbon Fuels for Shipping, v1.0」が、国際的なカーボンクレジット認証機関Verraの承認を取得したと発表した。
同方法論は、スイスのグリュッター・コンサルティングの支援を受けて開発されたもので、海運業における低炭素燃料の利用による温室効果ガス排出削減量を定量化し、カーボンクレジット創出を可能にする仕組み。
方法論では、燃料の製造から船舶での使用までを含むライフサイクル全体(Well-to-Wake)の排出量を評価し、従来燃料との比較によって削減量を算定する。これにより、低炭素燃料を利用する船舶運航プロジェクトはカーボンクレジットを創出でき、市場での販売を通じて追加収益を得ることが可能となる。今回の方法論は、排出削減量を国際的な基準で評価できるだけでなく、カーボンクレジットによる収益機会を提供することで、低炭素燃料導入の経済的な後押しとなる。
対象となる燃料は、グリーン水素やe-水素、グリーンアンモニアやe-アンモニアのほか、e-LNG、e-LPG、e-ディーゼル、e-メタノールなどの合成燃料である。これらは再生可能エネルギー由来の水素や回収したCO2を活用して製造され、ライフサイクル全体での排出削減効果が期待されている。
飯野海運は今後も国内外の関係機関との連携を強化し、カーボン市場の発展に寄与するとともに、海運業の脱炭素化および持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進める。
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