
▲ AIを用いた品質検査システム(出所:ダイハツ工業)
荷主ダイハツ工業は22日、滋賀(竜王)工場第1地区に、AI(人工知能)を使った自動車部品の品質検査システムを導入したと発表した。製造業向けAIソリューションを手がけるVRAIN Solution(ヴレインソリューション、東京都中央区)と共同開発したもので、両社は関連技術の特許を共同出願している。
対象は、同工場のアルミ加工ラインで生産するトランスミッション用部品。加工穴内部のキズなどをAIと画像認識で検査する。従来は作業者が目視で微細なキズや不具合を判別していたが、0.1ミリ程度の差異が品質に影響するため、経験や感覚に依存しやすく、目の酷使による負担も課題となっていた。
加工製品のキズは種類や発生場所にばらつきがあり、安定した判定精度の確保が難しかった。今回のシステムでは、現場で蓄積した知見とAI技術を組み合わせ、検査精度の安定化と作業負荷の軽減を図る。
同システムはすでに滋賀工場で稼働しており、同様の構造を持つアルミニウム製品にも展開できるという。ダイハツは今後、他部品の検査工程にも導入を広げる予定。製造現場主導のDX人材育成とあわせ、工場の生産性向上につなげる。
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