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NVIDIA、物流ロボ向け安全基盤を発表

2026年6月24日 (水)

サービス・商品米エヌビディアは22日、ロボットやフィジカルAI向けの安全システム「NVIDIA Halos for Robotics」を発表した。AI(人工知能)計算基盤、センサー接続、OS、検査支援までを一体で扱うフルスタック型の安全基盤で、自動運転車向けに培った安全技術をロボット分野に広げる。工場や倉庫、物流現場で人と自律ロボットが同じ空間で動くことを前提に、共通の安全アーキテクチャーを提供する。

同システムは、産業用AIコンピューティング「NVIDIA IGX Thor」とセンサー接続を担う「Holoscan Sensor Bridge」、安全関連のOS機能を提供する「Halos OS」などで構成する。外部カメラやAIエージェントを使ってロボットの周辺認識を補う「Halos Outside-In Safety Blueprint」も用意し、産業環境でのロボット動作を動的に制御する。

ヒューマノイドロボットを手がけるアジリティ・ロボティクス(米国)は、同基盤を採用する最初の企業となる。同社は物流、製造、倉庫向けヒューマノイド「Digit」の安全な人検知システムに、NVIDIA IGX ThorとHalos Coreを組み込む。Digitはアマゾン、GXO、シェフラー、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダなどの顧客向けに活用されているという。

エヌビディアは安全性評価の仕組みも整える。Halos AI Systems Inspection Labは、物理AI向けの機能安全とAI安全を対象にしたANAB認定プログラムで、IEC 61508、ISO 13849、ISO/IEC TR 5469などの基準に沿った第三者認証の準備を支援する。

倉庫や工場では、搬送ロボットやヒューマノイドの導入が進む一方、人との接触リスクやAI判断の検証が課題となっている。エヌビディアは、ソフトウエア、組み込みシステム、センサー、半導体、産業アプリケーション、認証機関を含むエコシステムを形成し、開発から実運用まで安全性を検証する枠組みの整備を進める。

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